保険業界では、顧客の氏名・住所といった基本情報から契約情報など取り扱う情報が多岐にわたるため、徹底した情報管理が必要です。従来の紙やエクセルを使った管理方法では、顧客数が多い場合だと作業量が膨大になります。
CRMを導入すれば顧客情報を一元管理して、入力や更新作業を簡素することが可能。さらに、顧客からの問い合わせにも応対履歴を見ながら対応できるので、顧客満足度の向上にも貢献してくれます。
保険の更新時期などもCRMで管理できますので、案内漏れをなくすだけでなく、メールと連携させれば更新の通知も自動で行えるようになるなど、CRMの活用シーンは多岐にわたります。
日立保険サービスでは企業向けに保険事業を展開。個人向け保険と異なり、カバー範囲が多様で、企業ごとにカスタマイズする特徴があるため、顧客情報は各担当者でそれぞれ独自に管理していました。
顧客情報が共有されていないため、データの集計分析に時間を要することが課題として浮上。データに基づく提案を行うためにも、管理方法の統一が急務となっていました。
業態の特性から、柔軟にカスタマイズでき、かつセキュリティにも配慮ができるオンプレミス版のCRMを導入。手作業による分析がシステム上で行えるようになり、従来の1/10に作業工数が短縮しました。
また、事故発生から保険支払いまで一連の流れが可視化できるようになり、管理負担も軽減。情報が共有化されたことで、担当者間の引き継ぎもスムーズになったそうです。
顧客が増えるに従い、従来の紙やエクセルを使った顧客情報管理では限界があると感じていた保険会社マンモス。
さらに、顧客とのやり取りはメールが主であったため、顧客対応履歴が一元管理されておらず、今後事業を拡大してく上で、顧客情報管理の見直しを迫られていました。
紙やエクセルでの管理から、CRMでの管理に移行したことにより、業務効率が各段にアップ。顧客管理が簡素化されたおかげで、本業に集中できる環境が整備できたそうです。
また、以前は顧客対応時にメールを遡るなどしていましたが、顧客履歴が一元化されたことで対応もスムーズ。顧客満足度の向上にもつながっています。
この他、システムによる一元化によりセキュリティ面でも向上。以前抱えていた安全面に対しての不安も解消されたそうです。
CRMは単に書類の電子化を進めるだけでなく、顧客情報の管理を効率化させたり、顧客満足度に繋げたりなど、さまざまな活用方法があります。
自社の業務にあったCRMを導入するには、必要な機能が搭載されているか導入する前に確認しておくことが大切です。
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